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市川市で四季折々の自然が楽しめる「里見公園」を散策しよう! 2025.05.05
里見公園は江戸川近くの場所にあり、いろいろな種類の草花や、花木が植えられている自然にあふれた公園です。今回は訪れる季節によって違った姿をみせる、里見公園をご紹介します。
芝生広場はピクニックに最適
里見公園へと続く桜並木を通って、公園に入りました。今回訪れた時期は、ソメイヨシノのお花見シーズンで、春休み中ということもあり、入口の駐輪場はすでにたくさんの自転車で埋まっていましたよ。
駐輪場から公園内に入るとすぐに、芝生広場中央の大きな花壇が目に入ります。このときはナデシコ科の花とビオラに似た花が植えられていました。
伺ったときは天気がよく、広い芝生の上でピクニックを楽しんでいる方もみられましたね。テーブルセットもいくつか置いてあります。公園内にはベンチも複数設置されているので、レジャーシートがなくても手軽にピクニックが楽しめそうです。私は花壇前のベンチでひと休み。
芝生広場の隣には、遊具があり子どもたちも思いっきり遊べる空間がありますよ。
売店は2ヶ所あり
くの字型に広がる広い公園内には、売店が2ヶ所あります。
芝生広場近くにある売店では、焼きそばやフランクフルトなどの軽食と、ソフトクリームが販売されていました。売店のスタッフさんの話によると、お花見シーズンは毎日営業しているそうです。
通常は土日と祝日にオープンしています。夏の暑すぎるときと冬の寒い時期はお客さんが来ないので、閉まっていると話してくれました。
もう1つの売店は、芝生広場からは離れた公園の北側にあります。北側は樹木が多く、落ち着いたエリアです。こちらの売店ではモツ煮込みやシフォンケーキなど、芝生広場近くの売店にはないものも販売されていました。
噴水を中心にあるバラ園
噴水広場には、バラ園があります。公園内に置いてある「里見公園見どころマップ」によると、約112種のバラが植えられているそうです。
伺ったときは4月だったのでバラは咲いていませんでしたが、植えられている春バラは5月上旬〜6月中旬ごろが見頃だそうです。
また秋バラも植えられており、10月中旬〜11月下旬ごろまで楽しめるそう。春と秋に2回バラが楽しめるのはうれしいですね。
市川市は由緒あるバラの街でもあり、市川市民の花は「バラ」なんです。戦後まもないころに、国府台にある式場病院の初代院長の式場隆三郎さんが中心となり、院内にバラ園を作ったのがはじまりでした。
2025年5月10日(土曜日)には、里見公園で「いちかわローズフェア」が開催されます。市川市立第三中学校吹奏楽部によるオープニング演奏からはじまりますよ。バラ苗の販売や草花・野菜苗の販売などに加えて、市川銘菓の販売などその他のイベントがもりだくさんです!
開催時間は午前9:30〜15:00で、雨天の場合は11日(日曜日)に順延されます。いちかわローズフェアは毎年恒例のイベントなんですよ。
歴史的な出来事の舞台となった公園
里見公園には文明11年(1479年)に、太田道灌が築いたとされる国府台城がありました。その後16世紀には、里見氏と北条氏の間で2度にわたる国府台合戦が行われた歴史的な場所でもあります。江戸時代に徳川家康が関東を治めるようになると、国府台城は江戸俯瞰の地であることから廃城となったのです。公園内には里見軍戦死者の亡霊を弔う、里見群亡の碑が建てられています。
四季により楽しみ方がいろいろ
他にも里見公園の芝生広場の周りには、藤棚や梅園があります。公園北側にはイロハモミジの林があり、紅葉の季節には別世界が見られますね。
公園の駐車場は、南西斜面下の江戸川沿いにあります。この日はお花見に来る人が多く、ほとんど満車の状態でした。
里見公園はさまざまな草花や花木が植えられているので、いつ行っても訪れる人の憩いの場になってくれます。ぜひ自然に癒されに、里見公園に訪れてみてくださいね。
里見公園
住所:千葉県市川市国府台3丁目9番
アクセス:JR総武線「市川駅」から、松戸駅行きまたは松戸営業所行きのバスに乗り「国府台病院」下車 徒歩約5分
駐車場:約40台(利用時間8:00-17:00)